一つの終わり

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それは2月の上旬辺りのコトだったと思う。ロドスタを購入したディーラーから一通の封書が届いた。封を解き、書面を確認すると事業を終了する旨が記されていた・・・・・。

まだクルマにも乗れなかったある日の出会い

ソレはまだオイラが自動車の運転免許を取る以前のコト。まだ十代も半ばをちょっと過ぎた位のnobu少年は高校で出会った友人の影響もあり、一人ディーラーに行ってクルマを眺め、カタログを頂き、そして様々なソレを見るのが楽しくてたまらない日々を送っていた。

そんなある日のコト、通りかかったマツダのショールームにシトロエンの姿を発見。コレはナカナカ実物を目にする機会も無かろうと、テクテク歩いてショールームの中に足を踏み入れる。暫くシトロエンを眺めていると一人のディーラーマンが声をかけてくれた。

見るからにクルマなど購入できそうに無いオイラではあったけれど、しかしそのディーラーマンはそのシトロエンの魅力をアレやコレやと懇切丁寧に説明してくれた。そりゃもう、免許取ったらシトロエン買うぞと思う位に(笑) そしてカタログと名刺まで頂き、そのディーラーを後にした・・・・・

三度目の訪問

それから少しばかり時が流れて97年の終わり頃。正式な発売とはなっていないものの、しかしソレはもはや公然の秘密となっていた次期型ロドスタ(=NB)のインプレ記事が雑誌を賑わしており、生産モデルのスペックまでも記されていたソレを見て、オイラはNBの購入を密かに決めていた。

年が明けて98年1月上旬。相変わらずNB型ロドスタの正式発売はまだ。しかし雑誌にもアレだけ出ているコトだしという訳で、ディーラーに足を運ぶ。行った先は先述のシトロエンを見に行ったトコロであった。

店に入ると、お正月の飾りによって外からの視界を閉ざされたショールームには、既にエボリューションオレンジのNBが展示されており、ひとしきりロドスタを眺めているとディーラーマンがやってきた。NA6に乗っていると言うそのディーラーマンはロドスタの魅力を切々と語ってくれたり、オープンに対するアレコレ、ソフトトップのアレコレと言った、オープンに免疫の無いオイラの不安を一つ一つ解消してみせてくれた。

その日は簡易カタログやらロドスタのビデオやらを頂き、とりあえずディーラーを後にした。家に戻りそう言えばと思い、「あの時」のシトロエンのカタログを取り出してみる。実はシトロエンもナカナカ魅力的なのだ・・・・っと言うハナシではなくて、目的はその時頂いていたはずの名刺だ。そしてカタログをパラパラめくり名刺を発見。

数日後、今回ロドスタの説明をしてくれたディーラーマンに「三度目の訪問」をし、さらに数日後にロドスタの購入を決めた・・・・・

頼りになる存在

ロドスタ購入後、新車保証期間は定期点検に出してはいたものの、それ以外では車検を1、2度と、デフオイルシールからのオイル漏れのクレーム修理に入庫した程度で、保証期間の終了と共に入庫する機会もめっきり無くなりつつあった。

それでも年に1度は訪問する機会があったのだけれど、しかしロドスタを降りる気が無いコトを百も承知のディーラーマンとの会話は、もっぱらロドスタのコトが多く、場合によってはディーラーマンのロドスタのモディファイについてアレコレなんてコトもあった。そのディーラーマンは永くNA6に乗っているコトからわかるように、「コチラ側」の人といった感じでお店の人と話している感じではないのが楽しかった。

そんなディーラーマンも数年前に退職され、今は別のメーカーのクルマを扱っておられる。そうとなればロドスタを購入したディーラーとのお付き合いも終わりとなるトコロだったが、もう一人、サービスのカタにもお世話になり、そのディーラーマンが退職された後、ディーラーに行くのは主にそのサービスのカタが目当てとなった。

マツダの部販も比較的近くにある関係で、部品の量が少ない時や、急ぎの時は部販に行って購入するのだけれど、部品が多かったり、ついでにマニュアルも欲しかったりする時には、そのサービスマンに甘えるカタチとなるコトが多かった。

部品を注文し、マニュアルをコピーして頂き、ついでに「ココはコンナ感じの手順でやれば良かったでしょうか?」なんてコトを作業前に聞いたりして・・・・・。こう言った質問にも必ず明確に答えて下さるし、一度はハーネスのモディファイに関わる部分の質問にまでサラリとお答え頂いたので、とても信頼出来るサービスマンだと思っていたし、また密かに頼りにしているカタでもあったので、今回のコトは正直痛いトコロでもある。

憂鬱

「今回のコトは正直痛いトコロでもある」っというのを見て、でも別のマツダディーラーへ移動するのでは?っと思われるかもしれないけれど、コレがまた違う訳で・・・

正直なトコロ、ディーラーへは入庫させる訳でもなく、上記のように部品を注文したりといったコトばかりだったり、アチラにとっては時間だけかかってお金にならないような質問やらの相手をして頂いているカタチのコトが多いので、新しいディーラーを紹介して頂いたトコロでちょっと気が重いなと感じる部分も。

先のサービスマンのようなカタがいらっしゃるかもわからないし、オイラがこう言う感じの人ってのをある程度わかって応対して下さっていた今までを考えると、そう言った関係をイチから作り直すのはちょっと憂鬱な面も。それだけに今までの対応に改めて感謝したりもする訳なのだけど。

終わりは始まり

「コウ」と決まってしまったコトに対し、何時までも未練を持っていても仕方が無い。それドコロか、変化への良いキッカケとなるかもしれないし、新しいディーラーにしても、ソコに素晴らしい出会いがあるかもしれない。

ハナシは先程の二人へ。先述のサービスマンとディーラーマン(セールスマンと言うべきか)、実は同じメーカーのディーラーにいらっしゃる。そのメーカーとはシトロエン。シトロエンと言うメーカー、コレは積極的に選択する目的を持てる数少ないメーカーだと思う。

思うんだけど、やっぱりちょっと遠い存在と言うか。ってのが今までのコト。そこに信頼出来るカタがいるとなると、少しばかり距離が縮まるような面も。クルマの魅力ってそのモノのソレに対するのは確かに大切だけど、やっぱ人がいて、そしてクルマと自分とを引き合わせる「縁」みたいなモノも、やっぱりあるのかなと、そんなふうに思ったりするんだけど、その辺りのハナシはまた別の機会に・・・・・

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「一つの終わり」への2件のフィードバック

  1. おそらく、私も知っているディーラーの話をされているのかと思います。そのディーラーには直近一年間、整備等々でお世話になっていました(遠方なのに!)。
    仰るようにスタッフが本当にクルマ好きで、多少無理な相談にも親身に応じていただいていたので・・・・・というか他のお店では全く話が通じないので、このディーラーにはじめてお邪魔したときは対応の柔軟さに驚いてしまった・・・・・、今回の閉店は本当に残念でなりませんねぇ。
    顧客とのより良い関係を構築するという点で、いろいろ参考にさせられたお店でした。重ね重ね残念です。

  2. ■かずまさん
    県外からのお客さんも結構多かったようですね。週末にはロドスタなカタとかも結構見かけましたし・・・
    ワタシは近くだったコトもあってお世話になってましたが、コレがもし仮に遠くへ移転となっていたら、近くの他店には行かずに時間をかけてでも移転先に行っていたコトと思います。
    今回、改めて遠くから来るカタの気持ちがわかり、同時に良い環境にあったのだなと思いました。
    (※以前に書いた本コメントを誤って削除してしまったので、再投稿してあります)

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