SDカード、次の一手は最大2TBのSDXCカード

フラッシュメモリの一つであるSDカードも2001年01月に8MBの物が登場して以来、グングンと大容量化が図られてきましたが、最近新たに発表された新規格である「SDXC」においては最大容量が2TB(=2048ギガバイト)にも達するのだそうで、思わず意識を失いそうになります(笑)
SDXCの前にはSDとSDHCが存在
SDカードの規格? っと思われたカタの為にちょっと説明してみますと、今現在市場に出回っているモノとしては、SDカードとSDHCカードの2種類が存在し、そこにSDXCカードが加わるカタチになります。
規格による最大容量の違い
この3種類のカードは上の画像のように姿形は同じですが、では何が違うのかと言うと、最もわかりやすい違いの一つが最大容量(ファイルシステム上の制約)であり、各々下記のようになります。
・SDカード 2GB
・SDHCカード 32GB
・SDXCカード 2TB
上記の最大容量は各カードが対応可能なファイルシステムの違いによるトコロで、SDはFAT16、SDHCはFAT32、SDXCではexFATに対応しています。
転送速度の違い
SD、SDHC、SDXCカードの違いとしてもう一つ見かけるコトが多いのが転送速度の表記で、コレはSDHCのスピードクラスによって知っているカタも多いかと思います。SDXCカードは転送速度についても更なる高速化が図られるようです。
SDカードの転送速度表記
転送速度についてはSDカードにも記載されているコトがありますが、SDカード規格は転送速度の測定条件に関する内容が含まれていないので、製品に表記される速度は目安程度になります(同じ数値でも製品によって異なる可能性があるので)。
但し、SDHC規格と共に定められたスピードクラス規格に準拠している場合は、上記の限りではありません。
スピードクラスはSDHC登場時に設けられた
一方、SDHCカードの転送速度については「スピードクラス」として統一基準が設けら、クラス毎に最低転送速度が保証されています。またSDHCカードはスピードクラスの規格に従うコトが必要となっているので、SDカードの転送速度表記とは意味合いが異なると言えるかと思います。
尚、SDスピードクラスでは各クラス、読み書き時のデータ転送速度が、
・ Class 2 : 2MB/s(16Mbps)
・ Class 4 : 4MB/s(32Mbps)
・ Class 6 : 6MB/s(48Mbps)
上記数値以上の速度を保証するコトになっています。またSDカードにおいてもスピードクラス規格に準拠している製品はコレと同じになります。
SDXCカードの転送速度は最大300MB/s
SDXCカードは転送速度も飛躍的に高速化されるコトになりそうで、その最大値は300MB/sに達するようです。しかしながら300MB/sの製品が登場するのは少し先のコトになりそうで、SDXCカードが登場する2009年内は最大104MB/sと発表されています。
SDXCとSDHCは上位互換性有り
SDXCカードの発表によって、同じ姿で中身が違う3種類のカードが存在するコトになりますが、SDXCとSDHCカードについては上位互換性があるので、今現在持っているSDカードやらSDHCカードも今後十分利用できます。上位互換については下記のようになります。
・SDXC対応機器 : SDXC・SDHC・SDカードに対応
・SDHC対応機器 : SDHC・SDカードに対応
・SD対応機器 : SDカードに対応
当面はSDXCカードの登場によるSDHCカード価格低下に期待かな?
さて、SDXCカードの最大容量2TB、最大転送速度300MB/s、っと言う辺りは冒頭に書いたように気を失ってしまいそうですが、転送速度の欄に少し書いた通り、発売当初からこう言った製品が登場する訳で無く、容量については64GBとか128GB程度のモノ(っと言うにはあまりにも大容量)から発売が始まるのかなと思いますが、一般ユーザーがこのカードを有効に利用するには少し時間が必要かなと思う面もあります。
SDXCカードのexFATはWindows XP以下はアップデートが必要
SDXCカードで利用されるexFATと言うファイルシステムですが、今現在このファイルシステムに対応しているのはWindows Vista SP1のみです。Windows XPについては今後exFATを利用できるようになると見られているようですが、サポートの終了しているOSについてはexFATでフォーマットしているSDXCカードにアクセス出来ない可能性があります。
追記:Windows XPがexFAT対応 【SDXCカードも利用可能】
各種機器の対応
その他、カメラ等で利用する場合もSDXCカード対応のカメラが必要ですし、PCへのデータ転送時にSDXCの高速転送性能を活かすためにはカードリーダーなんかも追々交換の必要があるかもしれませんね。
SDHCカードが安くなると良いね
まぁ、そんな訳で、当面はSDHCカードの価格が落ちて、32GBクラスのSDHCカードが安価になるコトに期待しております。また、SDHCカードにもSDXCのデータ転送速度高速化に関する技術が盛り込まれて行くようなので、今現在発売されているクラスのSDHCカードについては、今後、手に入れやすくなる見込みは十分にありそうです。
それより心配なのは、こんなにもコンパクトながら2TBもの容量を持つカードが出てくる可能性がある訳で、それに伴ってこうした大容量カードが必要になるような機器なんかが登場しちゃうんでしょうかね? カード自体よりもソッチの方が気を失いかねないなと・・・・
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