映画 ミシェル・ヴァイヨン

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ミシェル・ヴァイヨン 激走 ! DTSスペシャル・エディション [DVD]年末辺りの深夜にたまたま見たのが「ミシェル・ヴァイヨン」という映画。新聞のテレビ欄には当然タイトルである「ミシェル・ヴァイヨン」と記載されていたのですが、そこから内容を想像するのは日本人には不可能なり。っで、始まってみるとコレがクルマな映画だったので御座います。

以下、感想とネタバレと曖昧な記憶を織り交ぜてお届け(なので登場人物のコメントとか、コンナ感じだった、っと言った程度)。

ミシェル・ヴァイヨンのストーリー

ミシェル・ヴァイヨンは冒頭、

世界中のレースで2大チームが25年もの間覇権を争っていた…、
ヴァイヨンチームとリーダーチーム

っと言った字幕による説明と共にスタート。その後ル・マン24時間耐久レースにおいて、ヴァイヨンとリーダーのル・マンとは到底思えない激しいぶつけ合いが展開されます。ダメだこの映画・・・・・っと思った(笑)。しかも、ぶつけてるのがヴァイオンの方なので、のっけから主人公に対して不審感を抱かさせくれます。そしてあえなくヴァイオンは大クラッシュ・・・

トコロがその瞬間シーンは変わり、それはヴァイオンの母エリザベスが見ていた悪夢でありました。悪夢が気になり怯えるエリザベスに対し、夫でありヴァイヨン・チームオーナーのアンリは、チームがル・マンに出場できる状態で無いコトを言って落ち着かせます。

レースのために自然を学ぶ男、それがミシェル・ヴァイヨン

主人公のミシェル・ヴァイヨンは天才レーサーでありまして、そのためサーキットトラックが舞台となるレースだけでなく、ラリーにも参加しておられます。そんなミシェル・ヴァイヨンはレースやラリーイベントが開催される土地の自然を学びそれをレースに活かしているようです。映画の中でも寒そうな、っと言うか凍ってしまいそうな中、現地の人に延々一時間も話を聞いていたりする始末。

コ・ドライバー デイヴィッド君のうっかりミス

現地の自然を学び終えたトコロでラリー本番シーンへ。雪深いコースを快調に飛ばすミシェルは先を行く参加者をパス。しかし、その直後、コ・ドライバーのデイヴィッド君てばウッカリしてペースノートを読み間違えてしまい、あえなくコースアウト。っとソコは氷の上。そう言えばミシェル、この前、この辺りの氷は塩を含んでいて割れやすいコトを学んでいます。なので当然、氷が割れそうになります。

このシーン、湖側から氷を通して車体下面を捉えるカットで、氷に入った亀裂がクルマに向かって行くのはハラハラものですが、四方八方からクルマに向かって亀裂が生じて行くのでもはや絶対絶命。危機を察知したミシェル、クルマを発進させますが、案の定、ラリーカーは割れた氷に乗り、水しぶきを上げて湖に沈み・・・・っとはならず、なんと水面を蹴り上げて無事生還。

勝つために相手を妨害する男、それがミシェル・ヴァイヨン

どうにかこうにか難を逃れたミシェル。もう少しでチェックポイントだと言うトコロで、チームメイトのスティーヴ君にバッタリ遭遇。スティーブ君は別のチームのクレイマー君とバトってましたが、ミシェル達ヴァイヨンチームはココで一計を案じます。その作戦とは同じタイミングでチェックポイントに滑り込んだクレイマーのクルマの左右にヴァイヨン・チームの2台がベタ付け状態でクルマを止め、クレイマーとコ・ドライバーをクルマから降りられなくしてしまおうと言うモノ。平気で相手を妨害する主人公ミシェル・ヴァイヨンにますます不信感が募ります(笑)

っと言うか、誰かミシェルの暴走を止めてくれ~

そんなコンナでクレイマー君、ヴァイヨン・チームにメラメラ。コレ当然。

ハナシはちょっとソレます。上記のシーン、ラリーと書いたけど、1台づつ走ってるだけの、よくあるラリーっぽいシーンだと映画的にアレなのでなのか、もしくはコレがラリーでは無ないのか、この映画、ラリーシーンにおける他車との絡みが異様に多い仕様で御座います。

大人気ないヴァイヨン・チーム

スティーブ君の運転でラリー関係の表彰パーティー会場へ移動中のヴァイヨン・チームのメンバー達。楽しく会話していると、物凄い勢いで追い越すと共にスティーブ君の運転するクルマのドアミラーにぶつけて行くクルマが登場。コレに対してスティーブ君がブチ切れ、凍り付く路面の中で2台が大人気なくバトル開始。

会場に到着し、カメラマンに雪をぶっ掛けつつ停車して降りてきた相手のドライバーは、美しい女性のガブリエル。因みにこのガブリエルさんも先のラリーに出場していて3位に入賞したレーサーで、後にスティーブ君の恋人に。パーティー会場の外で二人が会話する様子をコッソリ覗き見るヴァイヨン・チームの面々。ホントに大人げないぞ(笑)

ヴァイヨン・チーム、ル・マンへ出場する事に

シーンが変わりヴァイオン家の自宅に集まるチームメンバー達に、ヴァイオン・チームオーナーであるアンリから重大発表。問題であったエンジンの目処が立ちル・マンへ出場できる事に。アンリ・ヴァイヨンはル・マンへの出場を夢見るデイヴィッド君に「次のレースの結果が良ければ」的な事を告げます。

ル・マンへの出場が決ったコトで悪夢が蘇り心配を隠せない母エリザベスを、安心させようとするミシェル。

復讐に燃えるリーダー娘登場

ル・マン24時間レースの記者発表パーティーに出席するヴァイヨン・チームのメンバー達。っとソコにリーダー・チーム前オーナーの娘ルース・ワンが登場。ヴァイヨンチームに負け続け、失意の中この世を去った父に代わりチームを率い、5年振りにリーダー・チームをル・マンに参戦させるコトを明らかにしますが、復讐する気満々と言った勢い。

クレイマー君の逆襲!?

そんでもって次なるラリー・イベント。ル・マンへ出場する希望が見えているにも関わらずヴァイヨン・チームのデイヴィッド君はペースが上がらないご様子。っとソコへ前回のコトで怒り心頭のクレイマー君が追い付いてきます。しかし、明らかに遅いにも関わらずデイヴィッド君てばクレイマー君に進路を譲ろうとしません。そしてブチ切れたクレイマー君は逆襲を開始。とりあえず、デイヴィッド君のクルマに対し、

激しく自分のクルマをぶつけてみます!

前回のラリーでのミシェル達の妨害やら、進路を譲ってもらえないクレイマー君の気持ちは痛い程わかりますが、ラリーで自分からクルマを壊すようなコトをしちゃいけないで御座います。

そうした到底ラリーらしからぬぶつけ合いと意地の張り合いの結果、デイヴィッド君はコースアウト・クラッシュ。直後、現場を通りかかったミシェルはクルマを止めますが、ちょうどデイヴィッド君も脱出してホッと一安心。っと思いきや、デイヴィッド君のクルマが爆発炎上し、帰らぬ人に・・・

厳しい振りして甘い男、それがミシェル・ヴァイヨン

デイヴィッド君の葬儀の後、デイヴィッド君の妻であるジュリーがヴァイヨン・チームを訪ねます。そしてレーサーであるジュリーは、夫デイヴィッドに代わってル・マンへの出場を希望。父アンリと共にチームを支えるミシェルの兄ジャン・ピエール・ヴァイヨンは困惑しますが、ミシェルとの会話でテスト結果のタイムを見てからと言うコトになりますが、兄の提示したタイムよりも厳しい条件を出すミシェル(具体的な数字は失念しましたが、兄:レコードの4秒差以内なら。ミシェル:いや、3秒以内だ。っとかソンナ感じだったと思いました)。甘い!

けど、ジュリー(ダイアン・クルーガー)の美しさを前に、思わず甘くなってしまうミシェルの気持ちもわからなくもないが(笑)

細工されていたデイヴィッドのラリーカー

デイヴィッドの事故に関する公式な調査は終了していたものの、独自に調査を行ったヴァイヨン・チームはある事実を発見します。何とプロメテウスの結晶が仕込まれていたのだ! プ、プロメテウスの結晶・・・・・?

プロメテウスの結晶はガソリンタンクに仕込むとクルマのパフォーマンスが低下するだけだが、電機系に影響を及ぼすと爆発を起こすのだ(っと言った感じだったように思います。あいまいっす)。

そのハナシを聞いてしまうデイヴィッドの妻ジュリー。

パガーニ・ゾンダでマックに行く男、それがミシェル・ヴァイヨン

昼間のサーキットを歩きジュリーにドライビングをレクチャーするミシェル。

このコーナーは今の季節、あそこから冷たい風が吹き込む。気温が下がると空気の密度が上がりダウンフォースがよく効くから、そうした状況に合わせてブレーキングも遅らせるコトが出来る

っとか、そんな感じ。そう、彼は自然を学んでレースに活かす男、ミシェル・ヴァイヨン!
夜になり、皆で食事中、ジェリーにミシェルは言う。

目を瞑っていても走れる位にコースを熟知しないとアカン!

訝しげるジュリーをよそに席を立ち上がるミシェル。付いて行けば解るよとジュリーを促すスティーヴ達。かくして二人を乗せてマクドナルドの駐車場からパガーニ・ゾンダが発進!!

向かった先は夜のサーキット。ミシェルはジュリーに(ミシェルの)目を手でふさがせる。猛然とサーキットを走るミシェル。パガーニ・ゾンダかっこ良いね、ウン・・・

忍び寄るルース・ワンの魔の手

ル・マンに出場が決まったヴァイヨン・チームですが、デイヴィッド君のクルマに細工された前例がありますので、リーダー・チームを率い復讐に燃えるルース・ワンの工作を恐れ、予選当日サーキットにレースカーを運ぶコトに。っと、ヴァイヨン・チームのレースカーを狙う狙撃手が登場。レースカーを乗せたトレーラーのフロントタイヤは見事打ち抜かれ、トレーラーは道路を外れ木々をなぎ倒しつつ湖へまっしぐら。

湖でボートに乗って釣りを楽しむ人の背後にトレーラーが突撃してくる絵はちょっとドキッとさせられます。

レースカーを取りに行くミシェル・ヴァイヨン

湖の傍らで携帯が繋がらず途方に暮れるヴァイヨン・チームのスタッフ。ミシェル達もサーキットでレースカーの到着が遅すぎるコトに焦り始めます。かろうじてスタッフからの電話が兄ジャン・ピエールの携帯に繋がる。

クルマが届かなければレースに出場する資格を失ってしまうヴァイヨン・チーム。残された時間もわずかになりつつある。そしてミシェルはヘリに乗り込み動けなくなったトレーラーの元へ飛んだ!

トレーラーを発見し、ヘリからトレーラーに飛び移るミシェル達。相手を平気で妨害し、また子供っぽく、更に美女に弱いのに、コンナところでは無駄にカッコいい(笑)

トレーラーからサーキットまでの距離は60キロ。残された時間は18分。一般道を平均時速200キロ程度で走らないと間に合わないぞ、リュック・ベッソン様! そんな訳で、ミシェル達はレースカーを駆り公道を爆走。

兄、ピエールもとんでもない男だった

ミシェル達が公道を爆走している間、兄ジャン・ピエールはオフシャル(っの偉い人)のトコロへ。以下、コンナ感じだった的ですが。

偉い人 : 予選終了に間に合わなければレースには出れないぞ!
ピエール : 今コッチに向かっている。あのゲートを開けてくれ。そうすれば間に合う。
偉い人 : ・・・・・・・。
ピエール : ヴァイヨン・チームの無いル・マンがありえるか!

アンタ何もんだピエール! 今回のル・マンには出ない予定じゃなかったのですかい!

偉い人 : わかった。ゲートを開けておけ!

えええええええっ!
もぉ、何でもアリですか!

高速のGSでレースカーに給油する男、それがミシェル・ヴァイヨン

順調に高速を飛ばすヴァイヨン。並走するトラックの間をすり抜ける。路面がウェットだっておかまい無しだ! っとガソリンが足りないコトに気付くヴァイヨン。そんな訳で高速のサービスエリアにあるGSでレースカーに給油。詳しく知りませんが、ル・マンに出るクルマは市販のガソリンで壊れないのでしょうか。

それはさて置き、給油を終えたヴァイヨン、料金はヘリが払う!っと店員に告げます。

走り去るヴァイヨン。ガソリンスタンド店員の後ろに着陸するヘリコプター。って、「料金はヘリが払う!」っをやりたかっただけじゃないんですかベッソン様・・・

そんなコンナで無事「開けてもらったゲート」からヴァイヨン達がコースイン。時間はギリギリ。時計を見守るリーダー・チームのルース・ワン。そしてコントロールラインを時間内に通過するミシェル達。そして実況的なアナウンスが流れ、

実況 : ヴァイヨン・チーム間に合いました。レース出場です!

えええええええええええええええええええっ!
予選アタックは無しですかぁぁぁ!

っと思いきや、キチンと1周してきたコトが描かれていますが、予選終了チェッカーに間に合うかどうかと言うシーンに対し、更に1周してコントロールラインを超えるコトを現すシーンが短すぎて(一瞬)、それが予選終了チェッカーに間に合ったシーンを別アングルで写しているだけに見えてしまいました(^ ^;

リーダー・チームの妨害工作

レースへの出場が決まったのも束の間、ヴァイオン・チームのタイヤに細工するリーダー・チームの手下の姿。しかし、怪しい動きとカッコのお陰でスティーブ君にその姿が見つかってしまいます。追いかけるスティーブ君。どこまでも追いかける、追いかける。追手があまりにもしつこいスティーブ君なので犯人、夜のレースカーが走っているサーキットに逃げ込み、あろうコトかレースカーが引っ切り無しに走るコースを走って横切ります(本番前にレースカーが走ってますが、ル・マンて夜の時間帯にも予選あるのでしょうか?)。

犯人に続きコースを横切ったスティーブ君、どうにか犯人確保。犯人のマスクを取り去ると、ソレがリーダー・チームの仕業であったコトに気付きます。怒ったスティーブ君、犯人を引き連れリーダー・チームの悪者ルース・ワンの元へ行き、犯人を叩き返します。って、オイ! オフシャルへ抗議すれば全て問題解決しそうなのに、犯人を何故返すんだスティーブ君よ。ピエールがオフシャルを脅して弱みでも作ってしまったのか?

その後、ミシェル他、チームスタッフに報告するスティーブ君。真剣な顔のミシェル達。そしてスティーブ君は言う、多分何も(細工なんて)出来てないよ!

とりあえず、調べる位はしましょうよ・・・・・

リーダー・チーム、ミシェルのパパを誘拐

妨害工作の調査も程々でお開きとなり、モーターホームへ戻るスティーブ君。っとソコへリーダー・チームのルース・ワンが登場しスティーブ君を誘惑。そしてアッサリ落ちるスティーブ君。人が良すぎるだろ!

そうこうしている間、妻が心配で自宅に残っていたミシェルの父アンリの元にルース・ワンの手下が現れ誘拐されてしまいます。翌朝、夫が居なくなったコトをミシェルに電話する母。家が広いので夫が姿を消したコトに朝まで気付かなかったらしいで御座います。

知らせを受けたミシェル、父が姿を消したのはルース・ワンが誘拐したに違いないという根拠の無い自信と共にルースの部屋にへ向かいます。怒りに駆り立てられたミシェル、爽やかな愛想笑いでルースの部屋の前に居たボディーガードを油断させるや、頭突き一発でやっつける。根拠も無いのに酷いヤツだ(笑)

ボディーガードをやっつけたミシェル、無断でルースの部屋に入り込み寝室に居たルースと対面。コレで誘拐をしらばっくれられたら自分の立場が相当不味くなるコトを考えなかったのだろうか? っと思いきや、ルースってば意外と人が良く、ミシェルの父を誘拐したコトをすぐに認めてくれて、アー良かった。

そして、ルースはミシェルに条件を出します。父親を無事に帰して欲しければレースに出場して私達に負けなさいと。酷いぞルース! そんなルースの目的は勝利だけでなく、ヴァイオン・チームに自分の父親が味わい続けて来た屈辱を味わわせるコトなのであります。ならトレーラー狙撃したのは意味無かったのでは?

レーススタート

警察に通報するコトも、レースを辞退して父親を助けに向かうコトも出来ないミシェル。解決策も無いままにレースがスタートします。リーダー・チームに勝つコトが許されないヴァイヨンはクレイマーが駆るリーダー・チームのマシンの背後を徹底的にマーク。ヴァイオンにビタ付けされているのに、とりあえず自分のチームのマシンが前を走っているのを見て喜ぶリーダー・チームのルース・ワン。一応勝ちたいなら、復讐始める前にレースやらル・マンのコトを勉強して下さい!

使われないタイヤ

レースも周回を重ね、ヴァイヨン、リーダーの両チームが同時にピットイン。ルースの手下が細工したコトに気付かぬままタイヤ交換の為に準備を進めるヴァイヨン・チーム。問題の細工されたタイヤに交換され、ピットアウトしようかと言うその時、兄ジャン・ピエールが気付きます。

ピエール : レイン・タイヤを履かせろ!

っと言う訳で、気付いたのは雨が降りそうな空模様なのでありました。こうしてミシェルは難を逃れるコトに。

兄を頼らない男、それがミシェル・ヴァイヨン

スリックタイヤに交換したリーダー・チームは直後にレインタイヤに交換が必要となり、その間にミシェルはリーダーをかわしチャンス! っとヴァイヨン・チームの誰もが思う瞬間、ミシェルは当然のコトながらスロー走行してリーダーのマシンを待ちます。

レース開始直後からチャンスがあったにも関わらず、リーダーの背後に張り付き続けてきた弟の行動に疑問を感じる兄ピエール。ミシェルは兄にも父が誘拐されているコトを話してないのでありました。敵のボスの誘惑にアッサリ負ける間抜けなスティーブ君とだけの秘密にしておくより、オフシャルを脅すやり手な兄ピエールの方がよっぽど頼りになるとは思わなかったのか、ミシェルよ!

父アンリの元へ行くルース

そんなレースの最中、誘拐したアンリの元へ行き、わざわざ恨みつらみを口にするルース・ワン。スティーブ君を誘惑してまで誘拐の実行犯でも無いのにアリバイ作りした念の入れようが全て水の泡で御座います。

ココでアンリ、
お父さんも酷かったが、君はそれ以上だ。

的な事をルースに言い放ちます。(コレは最後の方でまた)

父を助けるために替え玉を用意するミシェル

別のドライバーが走行中、モーターホームの中で兄ピエールに父が誘拐された事を伝えるミシェル。っと窓の外を見ると、何処かから帰ってきたルースのクルマを目撃します。父を救う作戦を思いついたミシェルはジュリーを呼び、俺のフリして変わりに走ってくれ(ヘルメット被ればわからないって)

そして逆に替え玉になるハメになったミシェル

モーターホームでルースのクルマを見たミシェル、タイヤに細工された事を見逃してしまったヤツとは思えない程に冴え渡った勘を発揮し、ルースが誘拐された父親のトコロへ行っていたのだと感付き、ルースのクルマであるメルセデスのSクラスの中に易々と入り込んでカーナビで走行履歴を調べます。っとその瞬間、ルースの手下に捕まるミシェル。

その頃、丁度、鳥が顔面直撃したリーダー・チームのクレイマーがピットイン。そしてクレイマーのヘルメットをミシェルに渡すルース。こうしてミシェルはリーダーのマシンをドライブする替え玉ドライバーに。

知らされた真実

ミシェルに替え玉を頼まれたジュリーがヘルメットを被りモーターホームを出ると、ソコにリーダーのスタッフが現れ、デイヴィッドのマシンに細工したコトを何故か打ち明けます(あぁ、ベッソンさん)。思いがけず夫の死の真相を知ってしまったジュリー。

こうしてミシェルとジェリーがソレゾレ替え玉として夜のコースに飛び出して行きます。夫の死の真相を知り、猛烈なペースでマシンを走らせるジュリー。夜が明けたコロ、ようやくミシェルのドライブするリーダーのマシンの後方に追いつき、突撃開始! ミシェルが乗っているとも知らず激しくリーダーのマシンをドツキ倒すジュリー、その後スピンしたミシェルの乗ったマシンのフロント側に突っ込んでしまい大ジャンプの後、コースオフして数回転。

ソレは正に母エリザベスが悪夢に見た光景そのものだったのでした・・・

父を助けにレッツゴー

空を舞い、大クラッシュをしたジュリーの元に駆け寄るヴァイヨン。クラッシュし出火したマシンに取り残されているジュリーをどうにか引きずり出して救出。相手が夫の敵だと思っているジュリーはミシェルに喰ってかかりますが、相手がミシェルだった事に気付いて気を失います。そしてミシェルに抱きかかえられるジュリー。

ソコへオフシャルのクルマに乗ってスティーブ君が登場。その足で父を助けに行くコトに。ルースのカーナビで見た場所に行くミシェル達。幸い見張りの手下共が席を外してくれていたので、無事に父を救出し急いでクルマの元へ向かいます。っとタイミング良く席を外していた見張りの手下が戻ってくる様子を、ミシェル達を待つクルマの運転席でジュリーが目撃。そう、ジュリーが。えぇジュリーが。数分前に大クラッシュして気を失っていミシェルに抱きかかえられていた不死身のジュリーが!

そんな細かいトコはさて置き、あわやと言うタイミングでクルマに乗り込みその場を離れるミシェル達ですが、ココで大事な人質を連れ去られたルースの手下共が発砲した弾丸によってスティーブ君が腕を負傷。

ガブリエルのピンチ

ミシェルの乗っていたマシンはクラッシュしてしまいましたが、ヴァイヨン・チームもリーダー・チームももう一台がレースを続けております。ヴァイヨン・チームはスティーブ君がレースを離れてしまっているため恋人のガブリエルが頑張っていますが、ドライブ出来る時間の制限が迫ります。しかしスティーブ君は負傷している・・・・

スティーブ君ソレでも走る

ピットインしてきたクルマにヘルメットを被ったスティーブ君が乗り込みます。その間、遠の昔に雨は止んでいたにも関わらず何故か履き続けていたレインタイヤからスリックタイヤに交換。そのタイヤは当然あのタイヤです。

そして勢い良く飛び出していくスティーブ君ですが、敵の狙い通り細工されたタイヤがパンク。ココまで出番を引っ張った細工されたタイヤ君てば、どうなるのかと思ったらパンクですって奥さん、オホホホホっ・・・・・

そんでもってリーダーチーム。コチラも結構前から油温だかがヤバかったのだけど、ソレを素人オーナー・ルースが気合いで走らせたお陰でゴール目前であえなくエンジンブロー。

タイヤがパンクしてスロー走行を続けるヴァイヨン・チーム。かたやゴールまであと僅かのトコロでエンジンブローして今にも停まりそうなリーダー・チーム。ベッソンさん、まさか、ココまでタイヤネタを引っ張った挙句に、ゴールシーンがそんなにベタで良いんですか。しかも舞台は周回数を競うル・マンですぜっ!

っと言う訳で、最後はシートから降りマシンを押し進めて逃げるリーダー・チームを、タイヤがパンクしてスピードが出ないヴァイヨン・チームが抜き去って感動のゴール・・・・

チームの為に替え玉になる男、それがミシェル・ヴァイヨン

ゴールしたヴァイヨン・チームのスティーブ君ですが、群がるカメラ面から逃げるようにトイレに直行。そして扉を塞ぐ、チームオーナーのアンリ。

トイレに入りヘルメットのバイザーを開いた中から現れたのはミシェルの顔。彼は負傷したスティーブ君のタメ、チームの勝利のタメに替え玉となってステアリングを握っていたのでありました。アンリさん、替え玉立ててまで勝利を掴もうとするなんて、アナタも十分汚いで御座いますよ。ルースの親子のコト言えないってば!

ミシェル・ヴァイヨン色々

さて、このマンガのようなストーリーと演出な映画 ミシェル・ヴァイヨンですが、調べてみると、原作がホントにマンガでした(笑)。 なんでもフランスでは結構有名らしく、その始まりは1957年にまで遡るのだそうです。そんな訳で、フランスだけでなくヨーロッパ方面においては、日本で言うトコロのサザエさんだとかドラえもんのような知名度らしいで御座います。なので、映画のタイトルもそのまま「ミシェル・ヴァイヨン」となっているのだと思いますが、流石に日本ではタイトルから内容が全くわかりませんね(^ ^;

2002年のル・マンに参戦して撮影

そんな国民的作品の映画化とあって、製作資金も豊富だったらしく、何と2002年のル・マン24時間耐久レースに実際にチームを参戦させ、ソコで映画に使う映像を撮影するなど気合は入った作品です。

脚本と言うのでしょうか

この映画、脚本はリュック・ベッソンとジル・マランソンと言うカタが手がけられております。リュック・ベッソンと言えばTAXI シリーズが思い浮かぶカタも多いかと思いますが、あの作品同様、脚本と言うのでしょうか、ストーリーの組み立て方と言うか見せ方にちょっと不満を覚えます。何と言うか、ココでその選択はあり得ない、可笑しい、ってなコトを平気で何度もやる辺りなんか特に・・・

ストーリー自体が非現実性を持っているのは漫画が原作ですから納得出来る部分ですが、その表現が、原作を(読んだコトありませんがイメージ的に)そのまま映像化してしまったと言うか、非現実な部分にリアリティを持たせるような演出が足りないように感じました。

活かされない映像達

なのですが、実際のル・マンで撮影された映像はその場の雰囲気が感じられる素晴らしい映像ですし、ル・マン会場以外の部分についても美しいロケーションと相まり、総じて映像はナカナカのモノです。しかし、残念なコトにル・マン会場で撮影されたレース部分の映像ではレースカーがバトルをする類の映像があまり見られませんし、ラリーシーンにおいても、壮大なロケーションの中でつまらないコトをやっている訳でして、コレが非常に勿体ないなと。

別れる評価

そんな訳でストーリーの組み立て方とかレースシーンの描き方、またはキャラクターの描き方の面で、クルマやレースが好きな人には若干物足らない面があるかと思います。映画が好きなカタの評価は別れるトコロかと思いますが、その上で、「映画なんだから」っと細かいコトを許せるのであれば、映像の美しさや、それによる走行シーンの迫力なんかもありますので結構楽しく見るコトが出来るのではないかと思います。DVDはBlu-rayヴァージョンもあるようなので、この映画の美しい映像を見るには良いかも・・・・・

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