バネレートの違いが出ないのは
フロント8キロ+ヘルパースプリング、リア6キロと言ったバネを組んだ状態で、今度は80~120キロ中心で乗ってみた。この位の速度だとギャップの小さい路面では、乗り心地、路面の追従性、車両の姿勢が不用意に変化し過ぎないと言った面が良くなっている印象。でも大き目のギャップ、うねりから来るショックは多少減った程度という感じ。だけど足が動いているような感じは増している。このあたりはやはりショックの特性を変えなければならないのか?
乗り心地に変化が見れないのは何故?
昨日、6キロバネを装着したリアについて、「計算上パンプストップラバーに当たるかどうか」(上記エントリを参照)と書いたけど、今日ホイールの隙間から覗いたところ、1Gでパンプストップラバーまで少なくとも10mm程度ストロークがあることを確認した。ということはリアに関してはバネの違いをみれる状態(1Gでバンプタッチしていた最初と比べれば)。だけど昨日も書いたように特に低速域で違いを感じにくいのは何故か?
ホイールへの入力とストロークの関係を考えると、小ストローク域ではレート変更を体感し難い?
ここでちょっと荷重の事を考えてみた。走行中ホイールへの入力がどの位か具体的にわからないので、ここでは仮にホイールへ50キロの入力があった事として考えてみる。
レバー比はF1.43、R1.36で考えると、この時バネに加わる荷重は、
- F:50×1.43=71.5キロ
- R:50×1.36=68キロ
フロントは10キロ→8キロへ変更、この時のそれぞれのストローク量は、
- 10キロ時:71.5÷10=7.15mm
- 8キロ時: 71.5÷8=8.94mm
- 変更による差:8.94-7.15=1.79mm
リアは8→6キロへ変更、この時のそれぞれのストローク量は、
- 8キロ時:68÷8=8.5mm
- 6キロ時:68÷6=11.33mm
- 変更による差:11.33-8.5=2.83mm
バネ変更によるホイールストロークの増加に置き換えると、
- F:1.79×1.43=2.56mm
- R:2.83×1.36=3.85mm
前後2キロバネレートを下げた状態で、ホイールに同じ50キロという入力が加わった際のホイールのストローク変化量は上記の通り。50キロという入力が大きいか小さいか、また具体的にどの程度なのかわからないが、ここで重要に思うのはホイールへの入力荷重が変化した時の事。今回は仮に使用した数値である50キロと言う入力を基準に、ホイールへの入力を増減して計算すると、入力が小さくなればバネ変更によるホイールストロークの変化も小さく、入力が大きくなればバネ変更によるホイールストロークの変化が多い事がわかる。
つまり、低速域など荷重が小さい時はバネレートを2キロ変えた事による変化が出にくく、速度が上がり入力が大きくなるとバネ変更による差が大きく出るという事である。これは実際に乗った時の印象ともあっているし、計算上フロントに対しリアのバネレート変化率が大きい事もフロントに対してリアの改善度が大きく感じた印象に当てはまる。
乗り心地とストロークの狭間で
だとするとバネレートを2キロ程度変えただけでは、街乗り範囲の乗り心地はそんなに変化を期待出来ない事になる。だけど、ショックのストロークは限られているのでやたらとバネレートを落とすことも出来ない。またこの傾向はバネレートが高めな事も影響していて、前後2キロ変えたといっても、10キロ→8キロ、8キロ→6キロでは変化率が違う事がわかると思う。そうするとフロントはよりバネレートを下げる必要があるのかもしれない。う~ん、困った。
そんな訳で、昨日挙げた今後の予定を変更して、F6キロ、R5キロ(キット標準比、前後とも半分のレート)にバネ変更して様子をみたくなった。
という訳で、10キロ前後のバネを使っているキットで乗り心地が悪いと思ってバネを柔らかくしても、思ったほど乗り心地は良くならないかもしれません。逆にレートを上げてもそんなに乗り心地(特に街乗り)が悪くならないとも言えますが、良く見かける「高めのレートでも街乗りで意外と乗り心地が良い」というのはこの辺りも関係あるのかな?






